C.R.マッキントッシュ
2008年07月20日
皆さんは「マッキントッシュ」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?
米Apple社のPC「マッキントッシュ」、愛称「Mac」でしょうか?
それとも英国のお菓子会社で、あの「Kit Kat」を製造しているマッキントッシュ社?
あるいはそこそこの年齢の方はご存知で、最近再びカーオーディオの世界で復活した米国の「Mcintosh」ラボでしょうかね?
実はもう一人の偉大な「マッキントッシュ」がいるのですが、それが

チャールズ・レニー・マッキントッシュ、その人です。
1868年、スコットランドの州都グラスゴーに生を受けていますので、なんと明治元年生まれということになります。グラスゴーといえば最近ではスコティッシュプレミアリーグの「セルティック」が中村俊輔選手の活躍で有名ですよね。
成長してからの本業は建築家、家具デザイナー、画家などと称されていますが、「アーツ・アンド・クラフツ運動」やスコットランドにおける「アールヌーヴォー」の提唱・推進者として名声を得ています。
独創的なスタイルで現在のグラスゴー美術学校を設計。当時ヨーロッパで関心が高かった日本やケルト美術を取り入れた独自の作品を残しています。
マッキントッシュは、グラスゴー市内のティールーム「ウィロウ」のインテリアを設計。同時にティールームの支配人用のチェア「ウィロウ」で、アーチ状にラウンドしたハイバックに細かな格子を配するという独特のフォルムを世に問いました。
その後も彼のパトロン、ミス・キャサリン・クランストンに依頼され、イングラム通りのクランストンティールームやアーガイル街のティールーム、およびそのインテリアにマッチした象徴的なハイバックチェアをいくつかデザインしています。
また、1902年にはグラスゴー近郊にウォルター・W・ブラッキーのための丘の上の住宅、その名も「ヒルハウス」を設計した際、ベッドルームに置くためのチェアを同時にデザインしました。
それがこのハイバックチェア「ヒルハウス」です。
タワーヒルズ浜松出雲殿のバンケットホール「パークアヴェニュー」にオブジェのごとくマッチしていますね。

あまり広くはないベッドルームでの着替えやほんの短時間の休憩のために、極限まで小さく設計された座面や壁面に納まるように垂直に切り立った背もたれ。その背もたれには梯子のような横桟が細かく施され、細く繊細なフレームは黒く塗装され、マッキントッシュに影響を与えたと思われる日本のミニマリズムが見てとれます。
また、その梯子のような形状の背もたれから「ラダーバックチェア」と呼ばれ、数多くの建築家・家具デザイナーたちがオマージュを捧げています。

これはロイヤルヒルズ豊橋出雲殿のバンケットホール「ヴィエナ」に置かれたヒルハウスチェアの様子ですが、マッキントッシュが心血を注いだアールヌーヴォーの後に訪れたアールデコの時代、その頃をモチーフにしたインテリアにも違和感なく納まっているのも当然のことかも知れません。

上記のように一見直線ですべてが構成されているように思えるこの「ヒルハウス」チェアですが、ご覧のように特徴的な「ラダーバック」は平面的には緩く後方に出っ張るように湾曲し、体幹が納まるのを助けてくれているのが分かります。
この世に出てから100年以上を経過しているとは思えない、完成度の高い、新鮮な造形であるといえますよね。
C.R.マッキントッシュの「ヒルハウスチェア」が見られるのは、
オークヒルズ掛川出雲殿
http://i-wedding.jp/kakegawa/
タワーヒルズ浜松出雲殿
http://i-wedding.jp/hamamatsu/
ロイヤルヒルズ豊橋出雲殿
http://i-wedding.jp/toyohashi/
ガーデンヒルズ岡崎出雲殿
http://i-wedding.jp/okazaki/
の各施設になります。
米Apple社のPC「マッキントッシュ」、愛称「Mac」でしょうか?
それとも英国のお菓子会社で、あの「Kit Kat」を製造しているマッキントッシュ社?
あるいはそこそこの年齢の方はご存知で、最近再びカーオーディオの世界で復活した米国の「Mcintosh」ラボでしょうかね?
実はもう一人の偉大な「マッキントッシュ」がいるのですが、それが

チャールズ・レニー・マッキントッシュ、その人です。
1868年、スコットランドの州都グラスゴーに生を受けていますので、なんと明治元年生まれということになります。グラスゴーといえば最近ではスコティッシュプレミアリーグの「セルティック」が中村俊輔選手の活躍で有名ですよね。
成長してからの本業は建築家、家具デザイナー、画家などと称されていますが、「アーツ・アンド・クラフツ運動」やスコットランドにおける「アールヌーヴォー」の提唱・推進者として名声を得ています。
独創的なスタイルで現在のグラスゴー美術学校を設計。当時ヨーロッパで関心が高かった日本やケルト美術を取り入れた独自の作品を残しています。
マッキントッシュは、グラスゴー市内のティールーム「ウィロウ」のインテリアを設計。同時にティールームの支配人用のチェア「ウィロウ」で、アーチ状にラウンドしたハイバックに細かな格子を配するという独特のフォルムを世に問いました。
その後も彼のパトロン、ミス・キャサリン・クランストンに依頼され、イングラム通りのクランストンティールームやアーガイル街のティールーム、およびそのインテリアにマッチした象徴的なハイバックチェアをいくつかデザインしています。
また、1902年にはグラスゴー近郊にウォルター・W・ブラッキーのための丘の上の住宅、その名も「ヒルハウス」を設計した際、ベッドルームに置くためのチェアを同時にデザインしました。
それがこのハイバックチェア「ヒルハウス」です。
タワーヒルズ浜松出雲殿のバンケットホール「パークアヴェニュー」にオブジェのごとくマッチしていますね。

あまり広くはないベッドルームでの着替えやほんの短時間の休憩のために、極限まで小さく設計された座面や壁面に納まるように垂直に切り立った背もたれ。その背もたれには梯子のような横桟が細かく施され、細く繊細なフレームは黒く塗装され、マッキントッシュに影響を与えたと思われる日本のミニマリズムが見てとれます。
また、その梯子のような形状の背もたれから「ラダーバックチェア」と呼ばれ、数多くの建築家・家具デザイナーたちがオマージュを捧げています。

これはロイヤルヒルズ豊橋出雲殿のバンケットホール「ヴィエナ」に置かれたヒルハウスチェアの様子ですが、マッキントッシュが心血を注いだアールヌーヴォーの後に訪れたアールデコの時代、その頃をモチーフにしたインテリアにも違和感なく納まっているのも当然のことかも知れません。

上記のように一見直線ですべてが構成されているように思えるこの「ヒルハウス」チェアですが、ご覧のように特徴的な「ラダーバック」は平面的には緩く後方に出っ張るように湾曲し、体幹が納まるのを助けてくれているのが分かります。
この世に出てから100年以上を経過しているとは思えない、完成度の高い、新鮮な造形であるといえますよね。
C.R.マッキントッシュの「ヒルハウスチェア」が見られるのは、
オークヒルズ掛川出雲殿
http://i-wedding.jp/kakegawa/
タワーヒルズ浜松出雲殿
http://i-wedding.jp/hamamatsu/
ロイヤルヒルズ豊橋出雲殿
http://i-wedding.jp/toyohashi/
ガーデンヒルズ岡崎出雲殿
http://i-wedding.jp/okazaki/
の各施設になります。